シニア野菜ソムリエクボジュンの活動ブログ

このたび発刊された、母校・長野県立飯田高校の在京飯田高校同窓会誌『稲穂』2016年第13号に、寄稿させていただきました。

随想『南信州を彩る伝統野菜』と題した内容は、在京の同窓生の皆さまから見て、校歌に「都の塵も通ひ来ぬ」と詠われているほど遠く離れた、懐かしいふるさとの情報だったのではと思います。

早速、取り上げた伝統野菜の地区出身の大先輩より、ご連絡をいただき嬉しく思いました。

飯田高校 在京同窓会 稲穂

南信州を彩る伝統野菜 久保田淳子 飯田高校

 

南信州・下伊那郡天龍村へ出掛けてきました。

まずはJR飯田線の平岡駅に併設するレストラン「龍泉閣」でランチ。

信州の伝統野菜で、天龍村の特産・巨大なすのていざなすの定食を、ていざなすとのお付き合いを機に懇意にしていただいている、天龍村ていざなす生産者組合のメンバー・なす爺ご夫妻と一緒に食べました。

ていざなすは、重さ450~600g、長さ25センチ以上になります。明治20年頃に、田井澤久吉さんが東京の種苗店から種子を取り寄せて細微を始めたことがきっかけで、田井澤さんお名前にちなんで「たいざわなす」と命名され、それが訛って、ていざなすと呼ばれるようになったとか。

果肉がやわらかくて甘みが強く、焼くととろけるような食感になります。アクが少ないのも特徴です。

ていざなす 伝統野菜 野菜ソムリエ

ていざなす 天龍村 伝統野菜

ていざなす定食

縦半分に切ったていざなすを油で揚げて、肉味噌をたっぷりかけた大人気メニューです。ていざなすの「とろけるような食感」を堪能できます。少し濃いめの味付けの肉味噌は、白いご飯にかけて食べるのがおすすめ。ちょうど収穫時期に天龍村に行く機会があれば、絶対に試していただきたいです。

ランチの後は、なす爺宅にお邪魔し、お茶をいただきながら情報交換。つかの間のひとときです。間もなく80歳となるなす爺は、今夏の暑さにも負けず、相変わらずお元気でした。我が子のようにかわいがってもらい、心の交流を続けています。

毎年のことですが、帰りにはなす爺の栽培した「ていざなす」を、段ボールから溢れるほど、たくさんいただきました。知人にクボジュンのおすすめレシピ付きで、おすそわけしたいと思います。ていざなすが地元でもさらに認知され、みんなから愛されますように。

ていざなす 信州伝統野菜 南信州

 

 

信州の伝統野菜、南信州・下伊那郡阿南町和合(わごう)地区鈴ヶ沢集落のおばあちゃんのところへ出掛けてきました。

私の著書『クボジュンが出会った 南信州を彩る伝統野菜』でも紹介していますが、鈴ヶ沢集落には、なす、うり、南蛮と、信州の伝統野菜に選定される3つの伝統野菜が現存し、その種を守ってきたのがこのおばあちゃんです。おばちゃんは著書にも登場してくれています。

今春の土砂災害により、鈴ヶ沢集落への道が寸断されてしまい、現在は隣の売木村経由でなくては行けないため、まずは売木村へ。

売木村のお食事処「ありがとう」では、ちょうど鈴ヶ沢なす定食が始まったところでした。今年は好天で例年より早くメニューに登場です。毎年、大人気なので、予約をしてから伺いました。鈴ヶ沢なす定食 ありがとう 売木村

長さ20~25センチの鈴ヶ沢なすを縦半分に切り、その間に挽肉を詰めてフライにした、ボリューム満点のメニュー。特徴の甘みともちもち食感が堪能できる一品です。

食後のデザートは、こまどりの湯に移動して、やぎミルクのソフトクリームを。やぎ ミルク 売木村

2014年にやぎを連れて売木村に移住された ご夫婦がいらっしゃいます。ソフトクリームを販売していた奥様とお話をさせていただきましたが、ゆくゆくはチーズなどの開発も村の特産品として取り組んでいきたいとのことでした。私はやぎチーズが大好きなので、待ち遠しいです。

ソフトクリームの後は、いよいよ鈴ヶ沢へ。売木からたった10分程度で到着です。

昨冬以来のおばあちゃん訪問。最近まで夏バテで入院されていたそうですが、飛び跳ねるほど元気な姿を見て安心しました。ご一緒してくれた和合の弓さんが「クボジュンが来てくれて嬉しかったんだなあ」と。私もとても嬉しかったです。

鈴ヶ沢は伝統野菜シーズン真っ盛り。おばあちゃんの畑を見せてもらいました。20日間も入院していたので、畑は荒れ放題になってしまったとおばあちゃんは言いましたが、今年も立派に育っていました。

鈴ヶ沢 伝統野菜 松村久子

おばあちゃんと鈴ヶ沢なす

鈴ヶ沢うり 南信州 伝統野菜

鈴ヶ沢うり

鈴ヶ沢南蛮 唐辛子 伝統野菜

鈴ヶ沢南蛮

梅漬け、みょうがの甘酢漬け、いんげんのごま和えなど、おばあちゃん手作りのお料理も、お茶を飲みながら、いつものようにおいしくいただいてきました。郷土料理 南信州 梅漬け

伝統野菜を機に、山へ通うようになり、山の暮らしや山に暮らす人たちに触れ、本当の豊かさとは何なのか、考えるようになりました。入院中の食事は野菜が少なくて悲しかったというおばあちゃん。自宅だと自分の好きな味付けで思いきりたくさん野菜が食べられると。おばちゃんの笑顔を見ていると、山の中の日々の当たり前の暮らしの中に、幸せを感じることができたように思います。

こうした暮らしを守るために、私にできることは何なのか。常に考えながら、微力ながらでもお力になれたらと思います。

 

下栗(しもぐり)いも(信州の伝統野菜)の収穫とそばの種まきに、南信州・飯田市上村へ行ってきました。

下栗いもは急斜面の畑で栽培されることで知られています。男爵やメークインよりもデンプン質が多く、うま味成分たっぷりで、肉質が締まっているので煮崩れしないのが特徴です。

下栗いも 野菜ソムリエ 南信州

栽培に通って4年目の今年、下栗の師匠からは「きれいな芋だ」とお褒めの言葉をいただきました。

下栗いも 伝統野菜 長野県

直径4センチ程度の小粒が、下栗いもの特徴ですが、確かに今年は直径4センチ程度かつ形もきれいな楕円のものが例年になく多かったです。

下栗いもの収穫の後は、そばの種まき。その前に、師匠が耕運機で耕起をしてくれました。

私では急斜面の畑で耕運機を使用するのはとても危険なので、そこは無理せず、師匠のお力をお借りします。

下栗そば はんば亭 遠山郷

私がお借りしている隣の隣の畑では、もうそばが芽を出していました。私よりもちょうど1週間早く蒔いていますが、この暑さで生育が早いです。

蕎麦 飯田市 畑

師匠のおかげで、下栗いもの収穫→そばの種まきと、あっという間に終わりました。

太陽が近く照りつける日差しは熱いものの、下栗は心地よい風が吹き、さらにいつものもんぺで快適に作業ができました。

野菜ソムリエ 南信州 伝統野菜 

私が参加しているのは、下栗地区(長野県飯田市上村・遠山郷)の遊休農地利活用事業で、「下栗ボランティア」のメンバーとして、遊休農地をお借りし、下栗の農業チームの皆さんにご指導いただきながら、下栗いもとそばの栽培に取り組んでいます。

ここ下栗も年々、遊休農地が増えています。現在、飯田市内、県外からのグループが、この事業に参加していますが、追いつきません。

南アルプスを間近に臨む、素晴らしい環境の中、下栗の温かい人々と心の交流をしながら、ここでしかできない貴重な下栗いもを、一緒に栽培してみませんか??

お問い合わせは…

飯田市上村自治振興センター TEL0260-36-2211

 

このたび国内某有名ブランドが運営するサイトにて、南信州の現地ライターを担当させていただくことになりました。

このサイトは、地域活性化の取り組みや地域活性化に取り組んでいる人にを取り上げて、紹介していくものです。

その第1回目の執筆のため、“天空の里” 日本のチロル・下栗(しもぐり、飯田市上村)へ出掛けました。

長野県 南信州 飯田市 ライター

下栗を日本の絶景スポットとして全国区にした、地域づくりグループ「下栗里の会」の景観づくりや情報発信の取り組み、そして現在、年間65,000人の観光客が訪れるようになりましたが、今後の真のファンづくりに向けての取り組みを紹介させていただきたいと、下栗里の会会長の野牧武さんと特産部会長の野牧知利さんにお話を伺いました。

下栗と言えば、信州の伝統野菜に認定されている下栗いも。私は2013年から“下栗ボランティア”として、下栗の遊休農地をお借りし、栽培に通っています。

初めて下栗いもの収穫体験をさせていただいたのが2012年の夏、知利さんのご自宅の畑でした。

武さんには、私が2015年に出版した著書クボジュンが出会った 南信州を彩る伝統野菜に登場していただいています。

下栗へは、下栗いもと蕎麦の栽培をはじめ、もう30回以上は通っていると思います。武さん、知利さんとのお付き合いも深いものになりました。

地区外の私をいつも温かく受け入れてくれ、景色も人も大好きな下栗は、今回どうしても紹介させてもらいたかったのです。

下栗案内人の会 天空の里ビューポイント 展望台 ガイドツアー

天空の里ビューポイント展望台にて

この日は、武さん、知利さんが案内人を務める、ガイドツアーにも同行取材させてらいました。広島県、岡山県からのツアーでした。

この記事は、7月下旬の下栗いもの収穫時期に合わせてアップされる予定。公開されましたらお知らせしますので、ぜひお読みいただければ嬉しいです。

 

私が下栗(しもぐり、南信州・飯田市上村)で遊休農地をお借りして栽培している、下栗いも(信州の伝統野菜認定)の様子を見に行ってきました。

信州 伝統野菜 野菜ソムリエ 南信州

まずまずの生育状況でホッとしました。

きれいな花も咲かせてくれていました。

下栗いも 花 じゃがいも 伝統野菜

畑の写真を撮っていると、近所のおばあちゃんが「“ふっせ”を採ってきな」と話し掛けてくれました。

ふっせとは、収穫の際に取り残してしまったいもから、翌年、自然に生えてくるいものこと。ここ独自の呼び方のようです。

よく見ると、明らかに今年植えたものではないと思われるものがけっこうありました。今年植えたものと生育状態が小さいです。

農作業をする予定ではなかったので、道具も手袋も長靴も持っていませんでしたが、おばあちゃんが三角フォーを借してくれて、掘ってみました。

下栗いも ふっせ 二度いも 二度芋

立派なふっせが生っているではありませんか。

「けっこうだら?」とおばあちゃん。7月下旬の収穫より早く、ふっせはこのくらいの時期に採って食べるのが良いそうです。

おばあちゃんのおかげで、こんなにたくさん“ふっせ”が採れました。

シニア野菜ソムリエ 長野県 飯田市 伝統野菜

早速、上村産のえごま味噌と食べました。収穫の時期を迎える前に、思いがけず“初物”の下栗いもが食べられて、幸せです。

えごま味噌 下栗いも 田楽

 

信州の伝統野菜、南信州・下伊那郡阿南町和合(わごう)地区鈴ヶ沢集落の伝統野菜「鈴ヶ沢なす」の定植会にお声掛けいただき、参加してきました。

私の著書『クボジュンが出会った 南信州を彩る伝統野菜』でも紹介していますが、鈴ヶ沢集落には、なす、うり、南蛮と、信州の伝統野菜に選定される3つの伝統野菜が現存しています。

鈴ヶ沢なす 伝統野菜 信州

伝統野菜を通じ、和合に通って4年目。

これまでは取材をさせていただいたり、こちらからお願いして伺っていましたが、今回初めて、地域側から文書で通知をいただき、オフィシャルにお誘いいただきました。

3年間、地道に地域に足を運び続け、やっと認めていただいた気がして、とても嬉しく思いました。

鈴ヶ沢の伝統野菜の栽培は、昨年から長野県の「障がい者農業就労チャレンジ事業」の支援の下、阿南学園就労支援センターの皆さんが主体的に参加しています。

その取り組みは先日、NHKでも紹介されました。

今回の定植会では、就労支援センターの皆さんと、和合に移住した若手農業者の皆さんや、私のように地区外から鈴ヶ沢の伝統野菜を応援している20名ほどで、鈴ヶ沢なすの苗900株を定植しました。

伝統野菜 農福連携  障がい者農業就労チャレンジ事業 阿南学園

この日のために、就労支援センターの皆さんが堆肥をまき、畝を立て、マルチを張り、穴を開けてこの日の準備をしてくれたそうです。

そのおかげで、作業は予定を上回るペースで捗りました。

長野県 下伊那郡 阿南町 和合

地域のみんなで、伝統野菜を守り育てていく…。

その一人に加えていただけていることが嬉しく、私も微力ながら、これからも私にできることで関り続けていきたいと思いました。

6月25日(土)には、どなたでも参加できる鈴ヶ沢南蛮の定植会が開催されます。
鈴ヶ沢の伝統野菜をずっと守ってきたおばあちゃんたちとの交流もできる貴重な機会です。
https://www.facebook.com/events/801650433298968/

 

南信州・飯田市上久堅小野子(おのご)地区の甘く香り高い長人参「小野子(おのご)人参」の栽培が、今年も始まりました。

小野子人参は、長さ30センチにもなる人参です。

小野子人参 長人参 伝統野菜

昭和30年ころまで盛んに栽培されていましたが、種まきや掘り取りに手間のかかることから、だんだん作られなくなり、忘れ去られようとしていました。

2005年、地域振興にと上久堅の有志が小野子人参クラブを結成し、小野子人参の復活に取り組み、共同で栽培を始め、今に至ります。

現在、30名ほどの会員が栽培に関わり、地元の直売所やイベント等で販売。

小野子人参のほか、小野子ごぼうも併せて栽培しています。

私は地区外の人間ですが、小野子人参クラブに会員として所属。「若い人が来てくれて嬉しい」といつも声を掛けていただき。ほんのわずかな人手としか関われていなくても、地域に必要としていただけていることを嬉しく思っています。

今日は、早朝から種まき作業。

小野子人参 飯田市 伝統野菜

飯田市 上久堅 全国ゲタ飛ばし大会

恒例のお茶タイムには、持ち寄りのはちこの煮物、漬け物などたくさんのお茶請けが並び、お昼ご飯がいらなくなるんじゃないかと言うくらいでした。

信州サンセットポイント 南信 飯田下伊那

会員の皆さんとの、地区や年代を超えた交流も、参加の楽しみの一つです。

収穫は10月から。収穫までの作業もできる限り参加して、おいしい人参づくりに少しでもお役に立てたらと思います。

 

信州の伝統野菜、飯田市遠山郷の「下栗(しもぐり)いも」の土寄せ作業に行ってきました。
4月に種芋を植え、順調に芽が出ていて、ほっとしました。

栽培は4年目になりますが、まだまだ素人なので、毎回ドキドキです。

下栗いも 飯田市 信州伝統野菜
南アルプスは霞んで見えましたが、標高1000メートルから眺める空は、いつもきれいです。

南アルプス 遠山郷 ビューポイント
お昼は、地元のおばちゃんたちが出迎えてくれる、食事処はんば亭で、いつものように下栗いもコロッケがセットになった「天空そば定食」をいただきました。

下栗いもコロッケ はんば亭 南信州 そば

 

2016年の秘境通いがスタートしました。
4年目となる信州の伝統野菜・下栗(しもぐり)いもの栽培、始動です。

下栗地区(長野県飯田市上村・遠山郷)の遊休農地利活用事業に参加し、「下栗ボランティア」のメンバーとして、遊休農地をお借りし、下栗の農業チームの皆さんにご指導いただきながら、下栗いもと蕎麦の栽培に取り組んでいます。

 

今年初の作業は種芋植え。

飯田市 上村 遠山郷

師匠たちに指導とお手伝いをいただき、あっという間に終了です。

下栗いも 信州 伝統野菜 

下栗いも はんば亭 しらびそ高原

もんぺも今年初!

 

作業後恒例のお楽しみと言えば、遠山名物ジンギスのバーベキュー!県外などから参加している他のグループの皆さん、下栗の師匠たちと、屋外で交流しました。

ジンギスカン 焼き肉の街 飯田市

高原ロッジ 日本のチロル 下栗の里

ところで、ここ上村でジンギスと言えば、清水屋!下栗のバーベキューではおなじみです。

清水屋 ジンギス 飯田市上村

 

下栗通いは、下栗いもが美味しいのと、素晴らしい景観はもちろん、下栗の皆さんとのこういった心の交流があるから、やめられません。

今年も美味しい下栗いもが採れますように。

 

下栗いもの詳細については著書『クボジュンが出会った 南信州を彩る伝統野菜』で。

 
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